2023年3月28日午前9時、ニンテンドー3DSとWii Uのeショップが終了します。
皆様、買い逃しはございませんでしょうか。
私も最後の最後に3DSのダウンロード専用ソフトのランキングを見ていたところ、なぜか将棋ソフトがランキングに入っていました。
最後なので100円セールをやっていたということで、残高消費がてら買った人が多かったのでしょうか?
こんなランキングに将棋ゲームが入っているのは珍しいので、せっかくなのでもう一つセールしていた将棋ソフトと一緒に買ってレビューしてみようと思います。
買ったソフト
・銀星将棋3D
ランキングに入っていたソフトです。
今は知りませんがかつては北朝鮮製のAI*1*2を搭載していたことで有名だったシリーズです。セールで100円になってました。
・@SIMPLE DLシリーズ Vol.18 THE 将棋
銀星将棋3Dとおなじくセールで100円になっていたゲームです。開発会社を見る限り思考エンジンは多分安心と安全の森田将棋だと思います。
あと「毎度!へぼ将棋」という初心者向け特化のタイトルも100円になっていましたが、初心者じゃない上に指導経験もない人が初心者向け特化タイトルを適切にレビューするのは難しいので見送りました。
機能
低価格帯なので高価格帯のソフトと比べると寂しいです。
特徴的な機能としては、銀星将棋にはシリーズおなじみの定跡ガイド(対局中に定跡をヒントとして示してくれる機能)があります。これで繰り返し指しているうちに定跡を覚えられると謳っています。
とはいえ収録定跡は古めなので気をつけましょう。
また、精度はあまり高くないものの形勢グラフもみられるので、初心者が上達のおともにするには丁度いいかもしれません。
一方、THE 将棋のほうはコンピュータと様々な条件で戦うレベルUPモードがあり、こちらのほうが「テレビゲーム」という感じですね。
上達のためのツール感の強い銀星将棋に対し、ゲームらしい遊びを大切にしています。
こういった遊びのあるモードについてはスマホ版の森田将棋に近い印象を受けました。
棋力
結論からいうとどちらも時代、ハードスペックを考えても弱いです。
細かい検証はしていませんが、体感では90年代の最強羽生将棋(N64)のほうが強いです。
ウォーズ初段くらいあれば十分に最高レベルに勝ててしまうと思います。
強いて言うなら銀星将棋のほうが強いですが、こいつ思考時間が90年代の家庭用ソフトくらい長いので早指しならどっこいどっこいだと思います。
THE 将棋にいたってはうろ覚え横歩取り4五角で瞬殺できてしまってどうしようかと思いました。
// 後で時間のあるときに棋譜を追記します。今この記事を書きながらDSソフトと戦わせてみてるので3DSが専有されています。
立体視
おまたせしました。
コレクターや将棋ゲームの歴史をあとから振り返りたい物好きを除けば、キャラゲーだったり独創的な機能・ゲームシステムなどがあったりするわけでもないドノーマルな3DS用将棋ソフトを今から購入する理由など、立体視が一番でしょう。
これらの2作品はいずれも将棋盤を立体視することができるのです。
そして、立体視の出来の良さは、銀星将棋3Dに軍配があがります。
銀星将棋3Dはしっかり盤も駒も3Dで作り込んでいますが、THE 将棋のほうは2Dのペラッペラな駒が浮いているだけにみえます。
ところで、それはいいとしてなんでせっかく3Dなのに視点変更ができないんですか!!!!64の最強羽生将棋でもできてましたよ!!!!!!!
終わりに
元も子もないことをいってしまえば、ただ持ち運べる端末で将棋がやりたいだけならどうしてもスマホアプリに軍配があがります。
とはいえ、将棋ソフトにはそれぞれ思考エンジンにも機能にも個性があるので揃えるのもまた一興です。私もいっぱいもってますし。
将棋ソフトなんてどれも同じと思うかもしれませんが、やってみるとそれぞれの個性やUI面などの工夫がみえたりして面白いですよ!
私がほかに買ったタイトルは、3DSではセガのゲームやルーヴル美術館のガイド、実写でちびロボ!やひゅ〜ストンなど3DSの機能を活用したタイトルを中心に、Wii UではSwitchでテレビモードで遊べる日がこなさそうなDSタイトルやWii Uゲームパッドを活用したタイトルを中心にいろいろです。
まだ全部あそべてはいませんが、今の所DSのゼルダは買ってよかったです。
最後の数時間でまだ買う人がいるのかは知りませんが、後悔のないようにしましょう!
ところでこのブログ最近将棋の記事ばっかり書いてないか?