こんにちは。
もう2020年の3月ですが、去年1年の間に書いた記事を振り返ります。
いろいろな記事を書いてるので、よければ読んでいってください。
- 【スーパーマリオ64】ハナチャンの生態について
- 【衝撃】あの棋士にソフト指し疑惑!?私なりに調べてみました!
- ゲーム好きの人は情報セキュリティを勉強するときっと楽しい!
- 【将棋】藤井システムはコンピュータ将棋の歴史的な出来事にも影響を与えていたらしい
- スマホに見られて困る情報がなくてもスマホのセキュリティは気にしたほうがいい
- 「ブラウン管は無遅延」の嘘
- 軽量RTA用タイマー「FlSplit(仮名)」を作ってます
- ブルゲ的脱衣将棋のAIの凄さは「強さ」だけじゃない
- 映画版ソニックのデザインをあえて逆方向へ突き詰める
- 最強羽生将棋のバグまとめ
- 最強羽生将棋の対局BGMはすごいという話
- 【将棋】「Bonanzaが登場した2005〜06年を境に突然コンピュータの棋力が跳ね上がった」という事実はない
- 「ゼルダの伝説 大地の汽笛」を発売10週年の今年はじめて遊んだらすごくよかった話
- RTA in Japan 3での最強羽生将棋RTA世界記録更新の裏話 〜2018年の最強羽生将棋RTAを振り返る〜
【スーパーマリオ64】ハナチャンの生態について
Yahooブログからの移転後第1号記事です。
Yahooブログ時代はブログをほぼ放置状態だったので、これはほぼ1年ぶりのブログ更新でした。
ブログ移転報告がブログトップってなんかアレだなと思って、直前に参加したマリオ64のRTA大会で披露した茶番をほぼそのまま記事にしました。
今思うと普通に「移転しました」って記事とこれで分けたほうがよかったですね。
記事中では大きな節足動物としてメガネウラという巨大トンボを例に挙げています。
実はここ、アースロプレウラという巨大ヤスデを例に挙げる予定だったのですが、ヤスデはマジでパッと見で気味悪がる方がいそうなので、大会放送に載せるのは不適切かと思って自粛しました。
大会の閉会式では、当時大阪市立自然史博物館で開催されていた特別展「昆虫」を紹介しましたが、その後実際に行ったところ本当にいい展示でした。
特別展は終わってしまいましたが、常設展も素晴らしいので、みんな大阪市立自然史博物館にいこう!
【衝撃】あの棋士にソフト指し疑惑!?私なりに調べてみました!
とあるYouTuberの方に向けられたソフト指し疑惑を見たのをきっかけに書きました。
この疑惑、もともとは「人の指し手として不自然」という一部視聴者の勘を根拠としていたのですが、途中から彼を有罪のに仕立てるための悪質な数字遊びがどんどん見られるようになってひどい有様でした。
数字をいじってる側は明らかにわかってやっている様子でしたが、純粋にそれを見て騙されている方もいるようだったので、数字で嘘をつくことは簡単だということが実感としてわかりやすくなるように工夫したつもりです。
なお、最初の疑惑の根拠である視聴者の勘についても、西尾先生が検証されていたようにプロの勘ですらかなりはずれるというのに、そのへんの自称高段者の勘なんて何の根拠になるわけもなく……。
現在疑惑はある程度収まっており、疑惑をかけられた方もYouTuberとして活動を続けられているようで、本当によかったです。
ゲーム好きの人は情報セキュリティを勉強するときっと楽しい!
前職で情報セキュリティ関連の仕事を行っていた関係上、専門家が全員を守ることの限界を感じており、一人ひとりがセキュリティの大切さを学んでいただくことがいかに大事かということを痛感していました。
セキュリティってまず興味を持ってもらうところまでいけば、IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が非常にいいコンテンツを提供しているので、業界のトップランナーでもない一個人レベルでは興味を持っていただける人を一人でも増やすことが大事なのかなと思っています。
実際ゲーマーなら技術を学ぶのは楽しいしためになると思うので、おいしくて強くなるビスコみたいで素敵ですね!
【将棋】藤井システムはコンピュータ将棋の歴史的な出来事にも影響を与えていたらしい
コンピュータ将棋クラスタの方すら金沢将棋の藤井システムによる快進撃をご存じなかったりするようだったので、前々からいつか出そうと思っていた記事でした。
そんな折、藤井先生の本家藤井システムが滅茶苦茶すごかったので、勢いでかきあげて発表しました。
スマホに見られて困る情報がなくてもスマホのセキュリティは気にしたほうがいい
今やみんなもってるスマホについてのセキュリティの記事です。
最近PCのOSのアップデートの大切さについては周知された印象があるのですが、スマホについてはその認識が広まっていないように思います。
また、セキュリティをしっかりしないと、誰でも被害者になるだけでなく、攻撃者に利用されて加害者になってしまう可能性を秘めていることについてもあまり理解が進んでいない気がします。
どちらも割とクリティカルな問題なので、もっと広まってほしいところではあります。
「ブラウン管は無遅延」の嘘
RTAなどのシビアな操作が必要になるレトロゲーム界隈では、とりあえずブラウン管買っとけみたいな風潮があります。
実際レトロゲームにはブラウン管がいいことは多いのですが、そこで思考停止するのはよくないのではという記事です。
この記事の論点とは異なりますが、もう新しく作られない以上世の中のブラウン管の台数は今後も減っていくし、電気をいっぱい食うし、燃えるかもしれないしでいろいろ考えていかないといけない段階にあると思います。
軽量RTA用タイマー「FlSplit(仮名)」を作ってます
続報を全然出せずに申し訳ありません。
昔はゲームとタイマーがあれば誰でも参戦できたRTAの参入障壁が、PCのハードウェアなど本質と関係のない部分でどんどん上がっていることが疑問だったので開発をはじめました。
また、その他にも、一般に世の中のソフトウェアがなんでもかんでも重くなっている現状も国民のPC離れをすすめる大きな要因だと思っています。
記事公開後、思った以上に反響があって励みになりました。
この後12月の大地の汽笛のRTAリレーで実戦投入しています。
ただしばらくはテンミリオンRTA関連の開発に私のリソースを食われるので、公開は当分先になるかも……。
(Flashが今年サポート終了なので、初代テンミリオンのRTAをガチれるのは今年だけなのです)
ブルゲ的脱衣将棋のAIの凄さは「強さ」だけじゃない
midorism64.hatenablog.com昨年最も多くの方に読んでいただけた記事です。
SNSで有名な方に取り上げていただいたらしく、突然伸びてたので滅茶苦茶びっくりしました。
ブルゲ的脱衣将棋そのものは将棋ゲーム愛好家の間では昔から有名だったので、このゲームについて書かれた記事はすでに沢山ありました。
それを別の切り口から記事にしたものなので、将棋クラスタのごく一部の人に刺さればいいかなと思っていました。
そんなわけで、まさかブルゲ的脱衣将棋について知らない将棋クラスタの以外の方にこんなに読んでいただけるとは思っていませんでした。
作品の1ファンとして、少しでもこの作品の魅力が伝わえられたのであれば、大変嬉しく思います。
映画版ソニックのデザインをあえて逆方向へ突き詰める
監督が当初のデザインを「リアル」と表現していたのを見て、「いや、リアルか……?」と思ってしまったのがこの記事の始まりです。
読みやすくするためにだいぶ端折ってますが、実際にはもっと細かく生態を考えて描いてます。
もともと生き物を描くのが大好きなので、こういうの楽しいですね。
最後のイラストを元にこのソニック(?)が生き物としてどういう生活を送っているのかを想像してお楽しみください。
そしてソニックファンの方、大変申し訳ございませんでした。
最強羽生将棋のバグまとめ
本文中にもありますとおり、大石先生と三原先生の「矢倉の囲い」という漫画作品に最強羽生将棋のバグの話が登場したので、知っているバグを全部まとめたものです。
将棋の読み切り漫画で面白い作品はあまり見たことがなかったのですが、「矢倉の囲い」は読み切り漫画としてすごく面白かったのでみんな読んでください。
最強羽生将棋のバグについては、正直普通にプレイしていて問題になるものは連続王手の千日手バグくらいだと思うので、このゲーム実は品質が高いです。
「矢倉の囲い」作中で指摘されている思考時間についても、前作よりは5倍高速だったり……。
最強羽生将棋の対局BGMはすごいという話
前々から書こう書こうと思っていた記事で、なおかつこの少し前に公開された海外の方による最強羽生将棋の楽曲レビュー記事が「将棋ゲームの音楽である」ということを考慮せずにあまりよろしくない評価を下していたので、ちゃんと将棋ゲームのBGMとしてレビューした記事があったほうがいいと思って書きました。
私なんかがこんな記事を書くのもおこがましいですが、あまりよくない評価の記事だけが出回る状況よりはいいだろうという考えです。
一個前の「最強羽生将棋のバグまとめ」記事が多くの方に読んでいただけたので、この記事も伸びるかと思ったのですが、ほとんどアクセス数が伸びませんでした。
やっぱり内容がうすすぎるのと、前の記事が伸びたのは「矢倉の囲い」が偉大やったんやなって……。
【将棋】「Bonanzaが登場した2005〜06年を境に突然コンピュータの棋力が跳ね上がった」という事実はない
電王戦の頃から割と「Bonanzaの登場前後でコンピュータの棋力は全く別物」というような言説を聞くのですが、実際最強羽生将棋RTAのための調査で古い資料とか漁ってるとどうもそうでもないらしいぞ?ということで書きました。
余談なのですが、Bonanza登場直後の評判をみると「人のようで面白い」と言われているのですが、最近のネットの書き込みをみると「Bonanza以降のソフトは正確すぎて人間味がなくてつまらない」というような意見も見かけるようになりました。
やはり人間らしさって難しい……。
「ゼルダの伝説 大地の汽笛」を発売10週年の今年はじめて遊んだらすごくよかった話
スゴクタノシカッタ
Wii UデモDSデモデキルカラミンナプレイシテ
RTA in Japan 3での最強羽生将棋RTA世界記録更新の裏話 〜2018年の最強羽生将棋RTAを振り返る〜
もともとはRiJ2019の最中に、世界記録ではない記録に関しても「世界記録」とタイトルに入れた飛ばし記事を掲載するサイトが出てきていて、実際記事で取り上げられた走者の方の中にも苦言を呈している方がいらっしゃいました。
ということで、「じゃあガチでRiJの最中に世界記録が出た回の記事をちゃんと作って対抗しよう」というのがはじまりでした。
……とはいえ、いろいろ情報収集していく中で、RiJの本番中に世界記録が出たゲームが思ったより多いということがわかってきたので、一人の情報収集力では限界があることに気づきました。
そんなわけで、いったん自分の記録だけにフォーカスした記事にして公開しようということで書いたのがこの記事です。
本当はこの記事がきっかけで、各走者さんが自ら記事を書く輪が広がれば誤情報の影響力は下がるのではないかと思っていたのですが、私なんかの記事がきっかけになるはずもなく、特に何も起きませんでした。
余談ですが、深夜に家に帰ってからこの記事を一夜で書き上げたため、翌日は滅茶苦茶な寝不足でした。(コーヒーと炭酸飲料を買い込んでなんとかしました。)
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以上です。
なかなかに雑多な内容ですが、そもそもこのブログをはじめたきっかけが「ダイソーの名作ゲームパズリングを現代のPCでプレイする方法を共有したいから」だったので、もうその記事を書いちゃった以上目的は達成しているんですよね。
遅筆なので更新頻度はなかなか上げられませんが、今年も書きたいことはたくさんあるのでよろしくおねがいします!